"釣りワールドカップを通し、地球村が一つに”
世界で5億の釣り人・・45カ国から500人が技量を競う
オリンピック公開種目のスポーツキャスティングの地位を高める
「釣りほど人類歴史上古いスポーツがどこにありますか。 また野球やサッカーのない国はあっても釣りのない国がありますか。 釣りワールドカップを通じて、5億の釣り人口だけでなく地球村が一つになる世の中を夢見ています」
ユン・テグン世界スポーツ釣り連合(WSFF)会長はスポーツ釣り界でもブルドーザー的存在だ。 ユン会長は強い推進力で釣りをスポーツに、しかも国際競技に引き上げたからである。
2008年北京オリンピックで初めてスポーツキャスティングが公開競技種目に採択されたばかりだ。 尹氏は2000年全南(チョンナム)莞島(ワンド)でのアジアカップを始めとして、2001年第1回釣りワールドカップ長崎大会、2003年第2回ワールドカップ麗水(ヨス)大会、2004年アジアカップ台湾大会、そして今回の第3回ワールドカップ台湾大会等を開催して来た。
尹氏は10日、「日本や台湾では数十年前から世界共通のレジャーでありスポーツとしての釣りを国際的につなごうという試みが多くなされた」と語る。しかし、世界レベルの選手たちを持続的に参加させるのが難しく、数十億ウォンに達する経費の問題、各国、各文化が持つ固有の競技規定の問題などが壁となり、このような試みはいつも挫折してきた」
釣りワールドカップは一般人にはなじみがうすいが、2001年第1回大会以来、着実な発展の足跡を残して来た。 40ヶ国300人余りが集まり、長崎市のスケールで開かれた第1回大会が、回を重ねるにつれ参加者は増え、競技としてのステータスも高まり今に至る。 45ヶ国500人余りが参加した今大会は台湾政府が後援し、WSFF台湾支部がすべての経費に責任を持った。
ユン会長はこのような発展は釣りだけが持つ力だと説明した。「釣りは国家や人種、宗教を跳び越えて、地球村の人々を一つに集める力がある」さらに「全世界のアングラーが集まり善意の競争を拡大することで、人類の平和と世界運命共同体の未来に対する連帯感を形成することになる」と語った。
「釣りワールドカップは単に一定時間、日程、場所に限られた行事ではありません。 大会に参加するために地域別、国家別、大陸別に予選を戦って勝ち上がってきた選手たちが持つノウハウと技法が競技場で共有されます。 また週5日制時代を迎えて余暇を健全に過ごすための観光レジャー情報をホームページで紹介するつもりです。 またWSFF各国支部から送られる釣りの名所についての情報が一つに集まっていると想像してみて下さい。 釣りがすなわち平和、情報そして強い連帯の担い手になるのでしょう」と述べた。
タイペイ=ソン・ミンソプ記者
stsong@segye.com
2005.09.11(日)19:45
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