"2008年に会いましょう”
第3回釣りワールドカップ閉幕
世界の釣り人の祭典、第3回釣りワールドカップ(Sport Fishing World Champion Cup)が去る9日から12日まで台湾のタイペイ(台北)で45ヶ国300人余りの選手たちが参加する中で開かれた。 磯釣り、船釣り、池釣りなど3正式種目と公開種目のスポーツキャスティング部門にかけて競われた今回の大会に韓国は公開種目のキャスティングを除いた3部門に45人の選手が参加した。
韓国選手団は磯釣り種目でチョン・ヨスが6位に上がり、池釣りで女性選手のキム・ウンジュが唯一予選2ラウンドを通過、準決勝に進出したのを除いては惜しくもこれという成績をおさめることができなかった。 主催国の台湾はホームグラウンドの利点を生かして、磯釣り種目を除いた全種目で優勝をさらい席巻した。 各部門の優勝者には2万~1万5000ドルの賞金と賞牌が授与された。
第4回大会は2008年ニュージーランドで開催され、淡水釣り部門は日本でヘラブナ釣りをする極東アジア4ヶ国だけの別途の競技で行う予定だ。
□池釣り
タイペイ市内碧湖公園で9日と10日両日にかけて、開かれた淡水釣り種目には6ヶ国48人の選手が参加した。 ヘラブナを対象魚とし、4人1組、1時間4ラウンドの競技を実施し、上位2人が次のラウンドに進出する方式で進行された。初日、1次予選で韓国は15人の選手中7人が通過した。 しかし2次予選では唯一の女性選手のキム・ウンジュだけが残り、他の選手は脱落した。 キム・ウンジュは準決勝で最終2位(ツ・ドンウン:中国)と3位(シュ・ジョンピン:台湾)に上がった強者らに越され、決勝進出には及ばなかったが大会参加女性中、唯一準決勝に進出する活躍をし、特別賞を受けた。
この日大会は10~15㎝大きさのフナを大量に放流して行われたので比較的大型ヘラブナ釣りのなじんでいる韓国選手らは、台湾と中国の速攻釣りに対抗するのに苦戦した。 台湾のペン・ハンシュンが優勝を勝ち取った。
□磯釣り
6ヶ国71人の選手が飛行機で台湾の西方、澎湖島に移動して競技をおこなった。 台風のために2日間の大会日程が一日に短縮され、その上に高い波のために競技の公正さを保つのも困難な情況だった。 韓国選手たちは対象魚が、なじみの薄いアイゴに決定されたこともあり、一層不利な立場におかれた。 日本の飯村健治が優勝を勝ち取り、台湾のシウ・ウォンハイ、シウ・ユチが2、3位を占めた。 17人が出場した韓国はチョン・ヨンスが唯一決選に上がったが6位に終わった。
□船釣り
タイペイ市近隣基隆海上で27ヶ国80人余りの選手が参加する中で開かれた。 太刀魚とサバを対象魚として、総重量で勝負を競ったが、やはり台風の影響で日程を短縮、一日のなかで予選と決選を皆実施した。 台湾のシェ・テンフェイ、中国のカオ・チャンマオ、台湾のファン・スンクイが各々1~3位を占めており韓国はイ・ミョンジュン選手が準々決勝に上がるという結果に甘んじた。
□スポーツキャスティング
タイペイ市内基隆川の岸辺で行われた。 公開種目だったが、2008年北京オリンピック公開種目に採用されたことも伝わり、関心を集めた。 5ヶ国12人の選手が参加、163.8mを投げた台湾のワン・ミルルンが優勝し、2、3位も台湾代表のウェン・チュンチェン、ペン・チュンセンが占めた。
100m距離先に目標物を設定し、最も近く投げることで順位を競う正投部門では0.54mまで接近させた台湾のウェ・チュンセンが優勝し、2、3位も皆台湾(リャオ・クンチョン、ワン・ミルルン)がさらった。
チャン・チャンナク・自由投稿家
記事掲載日時2005/09/22
|